Story — 01
「また忘れてる」が、
積み重なっていた。

帰宅した健太の手ぶらな姿を見て、美咲は思わず声を荒げた。「ねえ、トイレットペーパー買ってきてってLINEしたよね?」「あ、ごめん!仕事のメール返してたらすっかり忘れてた……」「また?先週は洗剤忘れたし、その前はゴミ出し忘れたよね。」
「私だって仕事してるのに、なんで私ばっかり家のこと全部覚えてなきゃいけないの?」
Story — 02
「名もなき家事」の
見えない重さ。
以前試したToDoアプリは、わざわざ開かないと確認できなかった。美咲がタスクを登録するだけで、健太は全然見てくれなかった。LINEで言われても、後で読もうと思ってそのまま忘れてしまう。「言った」「聞いてない」の繰り返しが、二人の間に小さなひびを入れていった。
美咲が一人で抱えていたタスク
- トイレットペーパーを買う
- 洗剤を補充する
- ゴミを出す
- クリーニングを取りに行く
- 電球を替える
Story — 03
ファミリーバンクのToDoが、
当事者意識を生んだ。
ファミリーバンクのToDo機能は、アプリを開くたびに共有リストが目に入る仕組みだった。健太は通勤電車の中でリストを確認し、帰り道にトイレットペーパーを買って帰った。「完了」ボタンを押すと、美咲のスマホにすぐ通知が届いた。「健太がトイレットペーパーを買いました」——その一行が、美咲の心をほっとさせた。
Story — Epilogue
手伝う、じゃなくて
一緒にやる。

「手伝う、じゃないよ。二人の家なんだから、一緒にやるのが当たり前だろ?ファミリーバンクのおかげで、自分が何をすべきか分かりやすくなったんだ」——健太のその言葉が、美咲には何より嬉しかった。